大学に入って「教員免許を取得しよう」としている方は多いと思います。時間外労働が多いと報じられる教師という職業ですが
- 経済に左右されない公務員
- 食べていけそう、国家資格
- 年功序列なので、長く勤めるほど待遇アップ
というところで、取得しておいて損はない資格です。
授業との両立は大変ですが、その分充実した学校生活を送れます。うちの子も取得へ向けて勉強中です。
東京公立中学・高校教員採用の現状
子が大学3年となり、教育実習の手続きなどをやっているうちに情報として入ってきたのですが、
東京都の中高教員採用はとっても特殊なようで
- 東京都公立学校教員採用試験を受験する際、中学採用か高校採用かは受験者側で選べない
- 東京都の公立学校教員採用試験を受ける人は中学過程・高校過程両方とも単位取得する必要あり
という説明を大学側から受けました。あまりほかのところでは見受けない決まりがあるよう。
つまり
東京都で中学・高校共通の職員採用試験を受けて合格した際、自分で
「私は高校の教師がいい」
「僕は中学の教師になる」
などの希望は聞き入れられず、赴任が高校・中学のどちらになるかは東京都が決める、という風に耳に入ってきた次第です。
中高どちらの教師になるかは、東京都が決めるという大きな決まりがあるようなので、ご存知ない方はぜひご確認を。
東京都公立学校教員採用試験 のページをご確認ください
(2019.5時点の情報なので今後変更もあり得ます)
小学校も絡むとまた違う決まりがあるみたい。今回は中学と高校の教員採用試験のお話をしています。
これはどうなのかな?どういうこと?
中高をひとくくりにして教員採用試験を行うということは
- より優秀な教師を必要な場所に配置したい
- 臨機応変に対応できるようにしておきたい
のかなぁ、と一人で考えていました。
教職離れが叫ばれているので、より選択の幅を広げているように思えます。都側はより良い教育を提供できるように工夫しているわけです。
受験者の親として確認しておきたいこと
東京都の中高公立学校教員採用試験を目指している方は
- 中高両方の単位取得
- 東京都で受験するということを大学に一度相談してみる
ということをやっておかなければいけません。
特に大学のほうでは、それぞれの県の受験特徴などの報告は3年時の初めの時期にレクチャーするようで、
知った後、慌てて単位を詰め込むという事態も考えられます。
実際、子の大学の先輩の4年生の方が、必要単位を取りこぼして、たった今取り直しているということも聞いたので、なるべく早めに念入りに単位についての相談の場を大学側と持つと安心です(本人自ら確認に行くことをオススメします)
単位が足らないおかげで、教員採用試験が受けられないということもよく聞く話。
自分の聞き漏れはないか、大学側に再度チェックしてもらうくらいの慎重さが必要でしょう。
後々、しまった、とならないためにも大学側と話し合いながら単位取得を目指して欲しいと思っています。お父様お母さまも折を見て進歩状況を確認しておくと、さらに安心です。
東京都公立学校教員採用試験Q&Aもぜひ参考に
2019.5時点の情報なので変更の可能性もあり、です。