第2回のメンタルケア・アドバイザー養成講座の課題を提出しました。今回から「場面記述」の課題が加わって、より具体的にメンタルケアが学べます。
場面記述とは日常生活の一場面を、日常生活の言葉で、ありのままに書いていくことをいいます。
場面自体はどんなことでも構いません。ありのままに書くことが大切なんですね。
3種類の用紙に書きこんでいきますが、それによって自分で気持ちの整理ができ、気づきを深めていけるようにシステム化されています。
メンタルケア・アドバイザー養成講座 場面記述課題
メンタルケア・アドバイザー養成講座の「場面記述課題」に挑戦しました。
用紙は3種類あります。
- 場面状況用紙
- 場面記述用紙
- 記述による発見用紙
それぞれ形式が違っています。早速見ていきましょう。
場面状況用紙
場面状況用紙には
- 研究動機
- 場面説明
- 見取り図
を書き込みます。書き込み方はテキストに記載されていますが、結構ですね、細かく取り決めがあります。
記述に必要な決まり事を守ることで、より気持ちがはっきりと浮き出るようになっているのが不思議です。書き込むことは面倒で気疲れしますが、自分をよくわかるために必要なこと。
なるべく具体的に、思い出せる範囲で正確に記入しました。記憶を視覚化した感じ。
場面記述用紙
場面記述用紙には
- 相手が言ったこと、したこと
- 私が思ったこと、言ったこと、したこと
を書き込みます。
真ん中の境界線で左側は相手、右側には自分の「会話」「気持ち」「行動」を規則に従い書き込みます。
真ん中の線で相手と自分の境界線をはっきりさせます。これで相手と自分の言動、行動をはっきりと区別します。
私たちの悩んでいる頭の中は、相手の言動と自分の感情がごちゃまぜになっていることが多いと思います。
なので相手と自分を分けて書き、もう一度見直してみることが大切なのでしょうね。
確かに場面記述用紙に記入することで、相手の気持ちと言動を注意深く見直すことができました。
最初慣れないと、書き方を間違ってしまいがちで、私もこの場面記述は間違ってしまって、書き直しをしてしまいました。
会話と気持ちを分けるための記述方法をきちんと守るのがコツ。
今回、私は姉との携帯電話での会話を題材に取り上げました。少しだけむっ、としたという内容なのですが、長い付き合いなのでこじれそう。ちなみにお互い悪い人間ではありません(笑)
記述による発見用紙
記述内容は
- 自分の欄を読んで気づいたこと
- 相手の欄を読んだ気づいたこと
- 自分と相手の欄を気づいたこと
を書き込みます。
この用紙にも決まりがあるので、守りつつ記述しました。
記述して作った用紙ををよく見て見ると、自分の感情に振り回されているのがよくわかります。至らない点が浮き彫りになるのにはびっくりします。
自分で自分の片寄りを発見するので、「セルフカウンセリング」ということになりますが、同じようにクライアントに記入してもらうことで
アドバイザーとして助言ができるようになります。
今回は姉との携帯電話での会話でむっと来た話でしたが、
私のお願いを承諾してくれたことよりも、会話の内容に腹が立ったことに注意ががいっていたのが分かりました。
姉は嫌がりながらもお願いを聞いてくれていたのに、私から腹まで立てられては、たまったものではありませんね。
気育て体操
気育て体操は激しい運動ではなく、ストレッチのような感じ。
やり方はテキストに記載されています。
10日間続けて感想を書き込みます。感想は自分が体感したことをそのまま書いてみました。
メンタルケア・アドバイザー養成講座 課題第2回提出まとめ
メンタルケア・アドバイザー養成講座第2回課題提出してみて、悩みへのアプローチは
という風に進んでいくのかな、と理解できました。これがシステム化されたものが今回の場面記述課題だと思っています。
実際に課題に取り組み、自分の考えを洗いざらい書き込んでみることで、悲しかったことを吐き出せました。
でも、自分だけの枠の中で考えると、相手の枠には気づきづらい。
場面記述課題は、自分と相手を交互に見ていくことで
いらっとくる
↓
今イラっと来たな
↓
いい面はないかな
↓
最終的には譲ってくれたんだ
↓
大した事ではなかったな
という気持ちの変化があり、姉との携帯電話の会話は全く気にならないことに変化していきました。
悩みというか、怒ってた気持ちが「そうでもなかったのね」という感じになってとっても楽になりました。悪いイメージを上塗りしすぎたのかもしれないですね。
メンタルケア・アドバイザー養成講座の場面記述は、むかついた気持ちがすっ、とほどけてきます。日常の些細でシンプルな出来事を題材にすると、スムーズに課題が進みました。