緊急事態宣言も解除され、やっと屋外に出られる状態になってきました。
まだまだ感染リスクはあるかと思うので、3密は避けたいところ。
もしおひとりさまなら田舎暮らしも魅力なのではないかと思える時代です。
- もともと人が少ない
- 田舎は緊急事態宣言もいち早く解除された
- 移動は自家用車が主なので安心
- 感染する人が少なかった
という安心感で田舎を選ぶおひとりさまも増えてくると思います。
人がごみごみしていてもうダメ、という感じは田舎暮らしで解消できます。
おひとりさま移住は可能なのか
おひとりさま移住が本当にできるのか、と思っている方も多いと思います。近ごろでは行政が移住をあっせんしていることがあり、誘致に積極的な自治体が多いんですね。
私の住んでいる田舎の県庁所在地都市では
- オンライン移住相談
- 誘致企業紹介
- 就職・転職紹介
- 補助金支給
などで田舎生活をサポートしています。特に補助金は単身者でも60万円支給されるので助かります(居住年数や就業年数などの縛りがあります)各自治体の公式ページをご確認ください。
田舎暮らしの全国の情報を掲載中。地域おこしに力を入れている自治体ってほんと多いんだと分かります。
おひとりさま移住でまず調べた方がいいこと
地方都市に住む歴50年の私が思う、おひとりさま移住でまず調べた方がいいこととして
- 歩いていける距離に病院はあるのか
- おひとりさまに優しい福祉が用意されているか
- 交通の便はよいか
- 自治会活動が深すぎないか
という点です。移住するのは簡単ですが、おひとりさまとして長く住むことを前提に考えると快適に過ごせるかどうかを見極めてからが良いと思っています。
おひとりさま移住のやり方
おすすめなのは
- まず最初は地方都市に住む
- 入居は賃貸から始める
という方法です。
地方都市に住む選択
地方都市は都心と比較すると田舎ではありますが、医療、教育施設、交通機関などある程度揃っています。地方でも県庁所在地の都市は特に
- 救急医療施設がある
- 国立大学の付属の小学校、中学校、高校がある
- バス、電車が充実
と、思っている以上に施設は充実しているところが多いです。
東京と比較すると電車の本数も少ないですが、その分バスが利用されていて便利です。細い道までバスが通っている場合もあり、意外に住みやすい。
入居はまずは賃貸から
おすすめはまずは賃貸住宅から入った方が良いと思っています。
いきなり移住、安い家を買って自給自足をと思うのですが、田舎には田舎の決まりがあり
- 青年会、婦人会などの役員が持ち回りである
- 新参者なら役を受けなければいけない
- 冠婚葬祭のお付き合いが頻繁
- 自家用車がないと生活できない
- 老後、一人だととても不便
など、想像している以上に決まりごとに縛られています。煩わしいこともひっくるめて田舎の生活は成り立っているのです。皆で助け合いながら生活しないといけないからですね。
おひとりさま移住のコツまとめ
おひとりさま移住をやってみたい方も多いと思います。私も田舎暮らしが長いですが、田舎でも気楽に暮らせる地域と、しっかり取り組まないといけない地域があるんです。仲間意識が強いところは特に土地も安いし、田舎の雰囲気が堪能できます。
最近では深い付き合いをする田舎独特の風習は敬遠されてしまい、どんどんと都市のほうへ若い人が流れています。しかし都市は生活コストが高く、ちょうど良い暮らしが難しい状況です。
その状態の中へ、都会育ちのおひとりさまがすぐに溶け込むのは難しい。受け入れる側もどうしていいか戸惑う。なので、おひとりさま移住をするなら「自分はこの地域に貢献したい。なんでもやります」という姿勢で突っ込んでいく。
そうすると、受け入れられやすい環境が整っていくと思います。田舎の人もずっとその場で培ってきた関係があります。生きるために、真剣にまじめに関係を育ててきているのを理解してあげてくださいます様に。誰でも本音ではめんどくさいんです。
おひとりさまの移住場所の候補として田舎が注目されています。満員電車がない静かな生活は確かに送ることができますが、独特の決まり事が存在することも。まずはしがらみの少ない地方都市での賃貸住宅から始めた方がいい、と思っています。