墓じまい・改葬を考えているけれど、いざ実行に移すとなるとなかなか行動できない。手続きが始まればあっという間に流れができ、進むことは間違いないです。まず、だいたいの流れを頭に入れ、問題点を考えていきましょう。
墓じまい・お墓引越し 改葬の手続きの流れ
- 新しい改葬先を確保
- 埋蔵証明書を発行
- 改葬許可書の受け取り
- 遺骨を取り出し(魂抜き)
- 納骨、魂入れ
お墓の引越し(改葬・移設)の流れ より引用。図解がわかりやすい。
墓じまいの何が一番大変なのか
実際に行動しだすと、早く進むといわれる墓じまいですが一番大変なのは
親族から墓じまいの承諾を、事前に得ておくこと
これに尽きるのではないでしょうか。墓じまいと改葬を決めた後は、流れに乗ると思った以上に進んでいく、という声をよく聞きます。
スムーズに行く時期、スムーズに行くメンバーを見極めて承諾を得ることが一番骨の折れる作業だと思っています。
墓じまいの実例を挙げています。トラブってます~。
遺骨の火葬・遺骨ケアは大変
一通りの流れは上記にある通りなのですが、お骨のケアについてはご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
何十年も骨壺をお墓の中に入れておくと、
- 骨壺の中に水がたまる
- 骨の保存状態が悪化している
ということがあり得ます。その状態でお骨を移動させることは困難なので、一度ケアしてから移動させる方がスムーズです。公共期間を使った移動をするなら、お骨のケアは必須となります。
納めてあるお骨のケアは事前には分かりづらく、でも移動するならやらなければいけないことです。事前に知っておきましょう。
改葬許可証の取り方も大変
改葬許可証を取るためには
- 墓地の管理人やお寺さんに許可を得る
- 必用な費用を支払う
- 改葬許可書を発行してもらう
となります。管理しているのがお寺さんだった場合、離檀(お寺の檀家をやめること)をすることになるので、この時点で難航するという話もよく聞きます。
お寺さんとの話し合いで大切なのは
誠意をもってお寺さんとの話に臨むこと
これに尽きます。自分の置かれている状況や、先祖の思いも理解している姿勢を見せる。本心もそうなのですが、お寺のほうから見ると「ご先祖様をないがしろにしてしまって」という見方もできるわけです。
離檀トラブルはゆっくりと話し合い、誠実さを丁寧に示していくと乗り越えられる問題だと思います。ここは気を使うところです。
遺骨は郵送するのも大変
納骨されて時間が経過している遺骨を、何の処置もせずにそのまま持ち運ぶのは無謀かもしれません。
一通りやっておくべきケアは
- 洗骨
- 乾燥
- 骨壺のメンテナンス
などでしょう。やはり雨風のある場所に納骨している場合は、洗って乾かした後、持ち運び移動しなければいけませんね。
墓じまい・改葬の手続き代行
墓じまい・改葬の手続きについて一通り見てきましたが
- 自分一人でやるのは心配
- ベストな墓じまいをやってみたい
- 煩雑で細かい作業は人に頼みたい
- 一気に済ませたい
など、専門の業者が必要な場合も多いかと思います。特に墓じまいは田舎から都会へとの移動になることが多いので、全国での実績がある専門業者が安心です。またお墓の事だけでなく、離檀の代行、行政手続きからお寺の手配まで一通りの流れをまとめて代行してくれる業者を知っておくことで、自分が本当にやってみたい墓じまいが実現します。
お墓を元に戻す業者はこちらに頼み、新しいお墓を購入し、新しいお寺を手配して、とその都度業者を頼むより、すべて代行していただく方が流れとしてはスムーズで、便利だろうと思っています。価格もコンパクトで済むのも利点です。